番号 1
質問 私は2年前に乳房温存法にて手術致しました。手術、抗癌剤、放射線治療、ホルモン剤と、三大治療と呼ばれている治療を全て受けました。現在、経過観察中で定期的に検査を受けていますが、もし、仮に再発したことを考えると、あの時の辛かった抗癌剤はもう考えられないのが正直な気持ちです。現在も手足に痺れが残り、関節も痛みます。必ず、元に戻ると信じていたのですが・・・。2年前の抗癌剤から今は改善され、副作用の少ないもの使用されているのでしょうか?また、周りの組織を破壊せずに、がん細胞だけを破壊するという夢のようなお薬はいつごろ現れてくるのでしょうか?具体的にお聞きしたいと思います。
解答 ・例えばハーセプチンなどのような副作用が少なくて効果のある抗癌剤(分子標的薬剤)は、かなり使用されるようになりました。但し、@各種抗癌剤の効果が得られるかどうかは、患者さんにできた癌の性質により異なること。Aしびれの副作用がでる抗癌剤は、効果の面で優れており、標準的に使用が勧められていること。などから、現在でも最もよく用いられる投与法であったと考えられます。
・残念ながら、しびれに対する有効な予防法もまだみつかっていません。
・がん細胞だけを破壊するお薬として、1つは、ハーセプチンなどの分子標的薬が考えられます。また現在、がん免疫などの研究も進んできており、将来的には、このような薬剤が使えるようになるかもしれません。
番号 2
質問 切除後の放射線治療と抗癌剤投与における副作用と、その乗り切り方について。また、患者の精神的フォロー体制について教えて頂きたいと思います。宜しくお願い致します。
解答 放射線治療の副作用として、放射線をかけてから数ヶ月以内におこる早期障害と十数年後におこる晩期障害があります。
早期障害として、局部の色素沈着か、むくみ、皮膚のびらんなどがあげられます。これらは治療後次第におさまってきます。放射線の一部は肺にあたりますが、このため20%位の方は軽い肺炎の症状が出る場合があります。
晩期障害ですが、乳房が小さくなる、硬くなるなどがあります。また、骨が少しもろくなりますので、ぶつけたりしないよう注意して下さい。
照射時の皮膚のトラブルに関しては、無理な刺激を避け、クリームなどで保護し、びらんなどのでた場合は主治医にお薬を処方してもらって下さい。から咳、微熱が続く場合は肺のレントゲンを撮ってもらって下さい。
抗癌剤治療に関しては多くの副作用や対処法があり、これだけで一冊の本ができる程です。本屋さんやインターネットでもかなりの情報が得られますし、抗癌剤治療をきちんと行っている施設では、施設ごとにパンフレットを用意したりしていますので、主治医に聞いてみて下さい。
患者さんのフォローについてですが、医師、看護師、心理療法士などがチームとなって対応することが理想となります。その中でも、まず最も接するのは医師と看護師ですので、気軽に相談してみて下さい。
番号 3
質問 非浸潤ガンはがん保険の対象外なのでしょうか?今は対象となる保険も少しあるよですが。
解答 加入している保険の種類にもよります。非浸潤がんでは、がん保険の対象にならないものが多いようですが、対象にすることを宣伝している会社もあります。各保険会社にお問合せ下さい。
番号 4
質問 温存手術して、2年6ヶ月になります。放射線を27回致しました。アリミデックスをのんでいます。質問ですが、最近体が重く、関節が痛だるいと言うのでしょうか、節々が痛みます。これは副作用からくるものでしょうか?
解答 乳癌に用いられるホルモン剤は、女性ホルモンを可能な限り減少させます。女性ホルモン(エストロゲン)は、関節のすべりや動きを保つ作用があり、この減少により、こわばりや痛みが出ることは多いようです。
また、人によっては、少しむくみ易くなったりもするようです。ただしまれに、関節リュウマチや他の病気をおこしている場合もあるので、あまり症状が強いようなら、一度主治医に相談してみて下さい。
番号 5
質問 抗癌剤や放射線後の妊娠出産は可能でしょうか?期間はどのくらい空ければ安全ですか?また、出産した場合、健側での授乳は乳児に影響ありませんか?
解答 抗癌剤投与後の妊娠時期ですが、抗癌剤により約70%の人は閉経すると言われています。また、そうでない方も、月経が不順になったりしますので、生理がある程度おちついてくるようになってからが良いかと思います。放射線はとくに制限はありませんが、放射線後に乳房のむくみなどがでている場合は、ある程度おさまってからの方が良いかもしれません。健側での授乳は問題ありません。
また、病気の進み具合によっては、ホルモン治療など必要な場合もありますので、主治医に必ず相談して下さい。
番号 6
質問 術前化学療法(EC/D)・手術(乳房温存)・放射線療法を受け、現在ホルモン療法継続中のものです。私は抗癌剤による嘔気・嘔吐に苦しみました。制吐剤の点滴を始めて間もなく具合が悪くなったこともありました。職業柄、抗癌剤の副作用が予想出来てしまうこともあって起きた予測性嘔吐だったのでは?と思うのですが、このような場合、各先生方の施設ではどう対処されているのでしょうか?
解答 制吐剤に加え、鎮静剤、鎮痙剤など併用します。また、治療室の環境を整えるために音楽やアロマなども良いと言われています。
番号 7
質問 実母が昨年乳癌と判明致しました。県立がんセンターにお世話になり、手術、投薬、放射線、そしてホルモン療法を行っています。結婚して家を出た私が母に出来ることは何がありますか?精神的な支えとなるのはどのようなことなのでしょうか?余り心の内を明かさず、術後も「空元気も元気の内」と笑い飛ばしている母に、何が出来るか分からず、悶々とした日々を送っています。
解答 まず、あなたとあなたの御家族が、元気でしっかり暮らしていることが大前提です。その上で、お母様に会う機会を多く作り、会話の時間をもつようにすれば良いと思います。あまり最初から気負って「何とかしてあげなくては」というより、少し気楽に、会話の内容も日常のことから始めれば良いと思います。
番号 8
質問 抗癌剤投与中のインフルエンザ予防接種はしても良いのでしょうか?
解答 使用している抗癌剤の種類によりますし、投与の時間が副作用の出方によっても異なります。大丈夫な場合もありますし、控えた方が良い場合もありますので、必ず主治医に相談して下さい。
番号 9
質問 癌体質を変えることは出来ますか
解答 現時点ではまだ出来ません。
番号 10
質問 再発防止のためにすべきこと。またはしてはいけないこと。治療終了後の妊娠について。胎児への影響や再発の可能性は?
解答 一般的に言われているように、規則正しい食生活や運動、検診などを心がけて下さい。
治療後の妊娠については問題ないと言われていますが、主治医とよく相談して下さい。
番号 11
質問 @乳癌手術をした人は子宮がんになりやすいと聞きます。(友は子宮がんを乳癌手術10年後手術をしました。)A手術後の食生活で注意すべき点を聞かせてくださるとうれしいです。
解答 @子宮や卵巣の良性疾患(子宮筋腫,卵巣のう腫,卵管炎など)については,乳がんとの直接の関係は報告されておりません. しかし,卵巣癌・子宮内膜癌の既往については乳がんのリスク因子の一つとしてあげられております.A一般的に言われているように、規則正しい食生活や運動、検診などを心がけて下さい。
番号 12
質問 10月3日「左」温存方法で手術しました。術後検体の端に癌がありましたので再手術か放射線のどちらかを選ぶように言われて放射線30回を終わりました。転移などの結果がわかるにはどのような検査方法と期間が必要かを教えて欲しいです。
解答 主治医の先生は手術後に定期的に検査を予定しておられると思います.主治医の先生によく話を聞いてください.
番号 13
質問 再発防止の為に良い事があったら知りたいです。
解答 一つは術後の適切な補助療法と個人で行えることは体重のコントロールです。脂肪が増えることにより、血中の女性ホルモンが上昇し、対側の特に閉経後の乳癌発生率が増加するとの、欧米の報告があるためです。
そのために、適度な運動と食事は偏食をやめ、1回に数多くの食材を摂取し、遅い夕食は避け、よくかんでゆっくりと行って下さい。
番号 14
質問 悪性と良性について、生存率の差について。
解答 乳がんの生存率については国立がんセンターのホームページ(http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html)などで公開されています。参考にしてください。良性疾患はそれだけでは生命予後に関係しません。
番号 15
質問 再発を防ぐにはどんなことに注意して生活すれば良いのか教えて下さい。
解答 一つは術後の適切な補助療法と個人で行えることは体重のコントロールです。脂肪が増えることにより、血中の女性ホルモンが上昇し、対側の特に閉経後の乳癌発生率が増加するとの、欧米の報告があるためです。
そのために、適度な運動と食事は偏食をやめ、1回に数多くの食材を摂取し、遅い夕食は避け、よくかんでゆっくりと行って下さい。
番号 16
質問 左術後10年ですが、2年前にも乳腺症、今回のエコーでも乳腺症が見られるとのこと(右)。癌になる場合もあると言われていますが確率はどの位の割合ですか?
解答 乳腺症のすべてが前癌病変ではありません。乳腺症のうち乳管増殖傾向のある一部はリスクが高いといわれています。それいれ以外の多発嚢胞や乳管拡張などは乳腺症はリスクは変わらないようです。
番号 17
質問 再発予防の為の食事、運動、習慣等
解答 一つは術後の適切な補助療法と個人で行えることは体重のコントロールです。脂肪が増えることにより、血中の女性ホルモンが上昇し、対側の特に閉経後の乳癌発生率が増加するとの、欧米の報告があるためです。
そのために、適度な運動と食事は偏食をやめ、1回に数多くの食材を摂取し、遅い夕食は避け、よくかんでゆっくりと行って下さい。
番号 18
質問 乳癌は遺伝しやすいと聞きました。現在進められている研究ではどのような見解があるのでしょうか?
解答 遺伝性の乳がんは確かにあります。ご血縁の方にまず乳がんの方がいるかに注目します。(家族集積性)
遺伝子についてはBRCA遺伝子などが関与していることが判明しています。欧米では、家族集積性の認められる場合に調べることがあります。
乳癌の発症にはほとんどが非遺伝性により発症しています。例えば、環境因子の関係、つまり、食習慣や地域性などがあります。
番号 19
質問 ある病院で乳がんの疑いもあり検査した。細胞診で良性か悪性か不明で大丈夫と言われず、それをはっきりするにはしこりをOPEで取って検査するか、このまま経過を診ていくか選択するように言われました。これはどのように受けとめれば良いのか意見を聞きたい。
解答 乳がんをどの程度疑っているのか検査をした病院でよく説明を受けてください。癌を疑うのであれば、針生検で調べる、それでも分からなければ切除生検が必要になることもあります。癌を疑う所見が乏しければ経過観察することになると思います。
番号 20
質問 何となく両方とも全体に鈍痛がありますが、癌は痛みが無いのですよね。(昨夏マンモグラフィーはやっており、大丈夫でした)
解答 乳がんにはさまざまなタイプがあります。痛みのある癌もありますので、きちんと検査を受けていただきたいと思います。
番号 21
質問 26歳の娘が左乳房にしこりがありますので超音波とマンモグラフィの検診を受けました。3月14日、先生から大丈夫と言われましたが細胞診をしなくても大丈夫でしょうか?
解答 乳房を手で触ってみて、硬く触れた場合、これを「しこり」と言います。26歳とまだ若い女性であれば、特に腫瘤がなくてもただ硬く触れるだけのことがあるかもしれません。超音波とマンモグラフィで、「何もなかった」と確認できたのかもしれません。また、もし実際に腫瘍があった場合にも、多くの場合で超音波とマンモグラフィで癌らしいのか、癌ではなさそうなのか、診断はついてしまうと思います。今回、質問内容からは、超音波とマンモグラフィでどのような所見であったか、よく分かりません。もし、少しでも疑わしい所見があれば担当医が細胞診か組織診を行うように思えます。
番号 22
質問 授乳期にできたしこりが、断乳後何年か経って癌になることはあるのでしょうか?
解答 授乳期にできたしこりは乳汁のうっ滞やこれに伴う炎症によるもので、これが後に癌になるわけではありません。ですから、授乳期にできたしこりも、一度消えてしまえば心配いりません。しかし、触診のみでは授乳による変化と癌のしこりは区別が困難です。授乳期の乳癌は診断が難しいです。ですから、なかなか消えないしこりがあれば、授乳期であっても積極的に検査を受けるべきだと思います。特に最近は30代後半〜40代の授乳中の方が多くいらっしゃいますので、こういう方々は注意が必要です。
番号 23
質問 最近乳がん患者が増加傾向にあるのは何故ですか?生活習慣は乳がんへの罹患し易さと関係あるのでしょうか?
解答 生活の欧米化が関係していると考えられています。穀物中心から脂肪を多く摂るようになったことが関与しているかもしれません。また、以前のように子供をたくさん産まなくなり、生理の回数女性ホルモンにさらされる期間が長くなったことも関係しているのかもしれません。しかし、タバコと肺がんのように確実にこれが悪い、といったはっきりした因子はないように思います。ですから、これを注意すれば乳癌にならないとはっきりしたことは言えません。
番号 24
質問 乳癌手術後ホルモン治療を受けています。副作用はありませんが何年間続くのか?
解答 術後ホルモン治療は5年間が標準です。しかし、5年以上経過して再発する患者が、少数ですがいるようです。5年を過ぎてからもホルモン治療を続けた方が良いのか、検討されています。
番号 25
質問 どの程度でリンパ浮腫の治療を受けた方がよいのか?ひどい浮腫でなければ、軽い体操くらいで放っておいてよいものでしょうか?
解答 軽い浮腫であってもマッサージが有効だと思います。ひどくなる前に担当医に相談すると良いと思います。
番号 26
質問 現在ホルモン療法中ですが、5年後の治療終了後、妊娠、出産を希望しています。妊娠に関しては、乳がんにならなくても出来るのかなんて誰にも分からないと思いますが、生理をとめている今、出来にくい体質になるのではないかという不安が常につきまといます。何かホルモン療法中に気をつける事等あれば教えて下さい。
解答 ホルモン治療によって妊娠しづらくなるということはないと思いますが、5年間治療すれば、30代前半の方は30代後半に、30代後半の方は40代になってしまうので、年齢的には妊娠に関して少し不利になると思います。特に気をつけることはないと思いますが、妊娠の希望があることを担当医に話してみて下さい。
番号 27
質問 ホルモン療法でアリミデックスは新しい薬とされていますが今後予想される副作用とその対策について。5年服用後、抑えられていた女性ホルモンは服用前と同レベルに戻るのでしょうか?年齢的に難しくなるように思われるのですが。
解答 アリミデックスを終了した時点で女性ホルモンは服用前に戻ります。したがって、終了することによってアリミデックスの副作用のひとつ、骨折のリスクも内服中に比べ低下します。
番号 28
質問 〈食生活〉補助食品(健康食品、サプリメント等の)摂取・・・高麗人参(血液循環)、ノニジュース(ホルモン系)、アミノ酸etc
解答 いろいろ乳癌に効くと言われる補助食品やサプリメントはあると思います。しかしながら、臨床試験を行われてその効果を実証されたものはないように思います。試験とはたくさんの飲んだ人、飲まない人を集め、その比較をすることです。少数の人の個人的な体験、感想のみを広告する補助食品やサプリメントは、少なくとも癌の治療という意味では十分信用に足りません。
番号 29
質問 乳癌は罹患年齢によって、抱えている問題も千差万別ですね。若年性乳癌の方が増えていると言われています。出産を終えたかたの罹患と違い、妊娠・出産など治療しながらも考えている人も増えていると思います。相談窓口や相談事例など、こういう取り組みをしていることがありましたら教えて下さい。今後も取り組んでほしいと思います。
解答 特に妊娠、出産の可能性のある患者のための相談窓口はあまりないように思います。どこかの病院で若手乳癌患者の会があるという話を聞いたことがあります。
番号 30
質問 乳癌治療で、漢方など東洋医学の医療を併用してくれる医師はどのくらいいるのか知りたい。
解答 内分泌療法中のほてり感や化学療法中の手指のしびれなどに漢方をとり入れている医師はいないと思いますが、あまり一般的な治療法ではないと思います。どのくらいいるかはよく分かりません。
番号 31
質問 薬物療法や副作用の対策を主に聞きたいです。あと、他の病気(腎障害、生活習慣病など)がある場合の治療法についてもお願いします。
解答 薬物療法といってもホルモン剤療法も化学療法もあります。それぞれの副作用対策についてこの場で一言では答えられません。主治医の先生にご相談下さい。
番号 32
質問 石灰化のがんについてのお話しも聞かせて下さい。しこりと違ってどんなタイプの人がなり易いがマンモだけでわかるのかなど治療法に違いがあるか等
解答 石灰化でみつかる乳癌は、非浸潤癌という、非常に早期の状態であることも多いです。これは乳管内の癌が発育し、早い増殖とともに死んでいく癌(壊死)もあり、ここに石灰化をきたすことが多いです。ただこういうタイプでは、広がりが広い状態であることも多いです。もちろん、しこりになるタイプでも石灰化をきたすことはあります。
番号 33
質問 左乳腺痛いとき多いので乳がん心配になる。
解答 痛みは確かに気になると思いますが、病変の有無をまず検査して下さい。問題がなければ、ホルモンの状態による乳房痛と考えてよいと思います。
番号 34
質問 抗がん剤治療の回数はどのようにして決めるのでしょうか?例えば、1クールの方もいれば2クールの方もいらっしゃるし、1クールプラス2回というような例があるので違いを教えてほしいです。
解答 抗癌剤治療に使用する薬剤、回数はデータに基づいて決めています。一概に何回とは言えませんが、1回、2回ということはありません。ただ、副作用等を考慮して、患者さんの状態をみながら行う必要があります。
番号 35
質問 若年者の乳がんが増えていると聞いていますが、どのような状況なのでしょうか?
解答 確かに若年者の乳癌は増加傾向です。(全体に増加しています。)近年では、検査機器の進歩により、より早期にみつかるのも1つの要因ともいわれています。
番号 36
質問 初期と言われながら、手術後免疫薬や放射線などしなくてはいけない?術後の過ごし方など。
解答 早期乳癌というのは、大きさが2cm以下でリンパ節転移がないものをいいます。
最近では、乳癌の性質により、治療を考えるようになっています。早期であっても、悪性度が高い(顔つきが悪い)Her2陽性などの悪い所見があれば、それにあわせて補助療法をするようになってきました。
番号 37
質問 乳癌転移のことを教えて欲しいです。
解答 乳癌の転移しやすい部位は肺、骨、肝臓、リンパ節などです。好発部位については、定期検査の際にチェックをします。
番号 38
質問 @骨に転移した場合、どのような治療法がありますか?A数種類ある抗癌剤を使い切ってしまった場合、その後の治療法はありますか?
解答 @全身治療が基本になりますので、まずはホルモン剤、化学療法をすることになります。骨のみに転移ということであればホルモン剤を選択することが多いです。(ホルモン受容体陽性の場合。)その他、溶骨性転移であれば骨吸収抑制薬を併用することが多いと思います。転移が荷重骨(体重を支えている骨)の場合には局所に放射線を加えることがあります。
A以前効果のあったものを再度チャレンジすることもありますが、なかなか難しい問題です。
番号 39
質問 30代後半に入り、以前健康診断で乳腺症と診断され、超音波&マンモの検査を受けました。乳腺症があると乳がんが分かりにくい、ということもあるようですが、毎年超音波とマンモは受けた方が良いのでしょうか?とりあえずは超音波だけでも良いでしょうか?
解答 現在のマンモグラフィが高濃度乳房といって、白くてわかりにくいようなら、現在はエコーエコーだけでよいでしょう。一般的には、40才をこえたらマンモグラフィを入れた検診がよいかといわれていますが。
番号 40
質問 術前化学療法における抗癌剤選択の具体的な検討アプローチについて、ご意見伺いたい。
解答 データに基づいて、使用する抗癌剤を決めています。通常マンスラサイクリン系薬剤を含む抗癌剤治療が多いです。
番号 41
質問 化学療法を受け、手足がしびれ、それから1年も経つのにまだしびれているのですが、元の手足にもどることはないのでしょうか?
解答 抗癌剤によるしびれ等、末梢神経障害が年単位で遷延する場合がありますが、たいていの場合、症状は漸減していきます。
番号 42
質問 母が乳房を癌でなくしておりますがリスクはどの様なものでしょうか?
解答 具体的なリスクに関しては不明です。定期的な検診をお勧めします。
番号 43
質問 ゆかりのことですが放射線を術後25回受けました。こんなに受けては体内に放射線が残るのではないでしょうか?現在は、ホルモン剤と注射を1本受けました。これを飲んでいるときは、他の癌にはなりませんと聞きました。2〜3年後が一番再発すると言いますが、5年間服用して中止してもその後の治療を心配しています。
解答 ・放射線の線量、方法に関しては、ある程度確立されております。
・ホルモン療法中に他の癌にはならないということは言えません。
・ホルモン療法に関して、今後5年以上となる可能性はありますが、現状では5年とされます。
番号 44
質問 @外科医のもとで受けることになるが、腫瘍内科医がいるところがベターでしょうか?Aメンタルの面でのfollowは?
解答 乳腺専門の腫瘍内科医は限られており、日本国内では、乳腺外科医が薬物療法に従事することが一般的です。
番号 45
質問 手術後4年すぎています。冬の寒い時等は傷が今も痛みますが、傷あとの痛みはどの位続くものでしょうか、と参考までに聞きたいです。
解答 術後の傷の痛みには個人差があり、持続期間について一般的なことは言えません。
番号 46
質問 がんの人は体を冷やしてはいけないのでプールはよくないと聞きますが本当ですか?
解答 プールがよくないということはありません。
番号 47
質問 乳がんと食生活の関係(肉より魚の方がいいのか)
解答 肉or魚、どちらが良い悪いとは言われておりませんが、体脂肪を必要以上に蓄えないことがよいでしょう。
番号 48
質問 ・抗癌剤は、乳癌治療に必ずしも必要なのか。ホルモン療法で代用できるのか。*同時再建に積極的な病院はどこか?
解答 ホルモン療法のみでよいケースもあります。すべての乳癌患者に術後一律に抗癌剤が必要ではありません。
再建については、手術時の癌の進展にもより、必ずしも同時再建が勧められるわけではありません。
番号 49
質問 私は昨年、左胸を乳がんにより全摘手術を行うと共にリンパにも16個中10個に癌細胞が発見された為、腋のリンパも切除しました。手術は昨年5月20日に行われ、退院後6月12日から抗癌剤治療が始まり、11月20日に完了し、今年1月18日より放射線治療が鎖骨に23回、手術部分に25回の予定で始まり、2月27日に完了致しました。これからホルモン療法が始まる予定ですが、乳がんの転移・再発の確率がとても気になります。治療と共にどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか?
解答 抗癌剤の治療について、主治医と相談して下さい。
番号 50
質問 子宮、卵巣を全摘出後、女性ホルモン補充で、乳がんのリスクとは?適正な検査方法、期間等を教えて下さい。
解答 米国で乳癌罹患率が高い理由にホルモン補充療法が挙げられます。年に一度はマンモグラフィを受けて下さい。
番号 51
質問 遺伝の確率はどのくらいでしょうか?
解答 遺伝性乳がんは全乳がんの5〜10%程度と言われています。
番号 52
質問 親族が乳がんで平成8年に手術(左乳房切除)を行いましたが、その後の再発はでていませんが、乳がんは10年経過しても安心はできないと聞きます。日頃の心がけはどうしたらよいのでしょうか?
解答 10年以降に再発することは極めて稀ですのでそれほど心配はないでしょう。但し、反対側の乳がんになる確率は少し高いので、年1回対側乳房の検診をお勧めします。
番号 53
質問 子宮や卵巣をとってしまった場合、乳がんになる確率は高くなりますか、どんな事に注意したらよいでしょうか
解答 卵巣をとってしまった場合、乳がんになる確率は低くなります。
番号 54
質問 乳管内乳腺症と診断されましたが、乳がんになる可能性はありますか?
解答 乳腺症の大部分は乳がんになることはありませんが、一部のものは乳がん発症につながることがあります。どちらのタイプの乳腺症なのかは担当医に聞いてみて下さい。
番号 55
質問 腫瘍マーカーについて教えて下さい。再発・原発の区別も出来るのでしょうか?
解答 原発癌、即ち、初めて乳がんになった人では腫瘍マーカーが高くなる人は稀です。むしろ、術後に再発した場合、マーカーが高値になることが多いです。但し、再発した場合でもマーカーが正常値であることもあります。
また、何の症状もないのにマーカーが高値となり、詳しく検査したら、再発病変が見つかることもあります。
番号 56
質問 マンモグラフィを撮った結果、石灰が見つかったのですが、そのまま経過を見ていたほうが良いのか、それとも癌化する様な石灰なら早めに取り除くことはできないものでしょうか?
解答 石灰化の形や数、分布の状況で癌による石灰化かどうかを判定します。明らかな良性石灰化はそのまま放置して構いません。癌が疑われる場合には針生検とか、切開生検を行い、診断をはっきりさせる必要があります。
番号 57
質問 二人とも乳癌の手術を致しました。今後の食生活での良いもの悪いものや生活上での注意などを詳しくお聞きしたいです。
解答 ・食生活で特に制限はありませんが、肥満には気を付けましょう。それは再発に関係するということではなく、その他の成人病を予防するという意味です。
・日常生活も術前と同様の生活を心掛けて下さい。重要なのは、医師の診察を指示通り(通院日や服薬指導)行うことです。
番号 58
質問 リンパ節へ微小転移がある場合、それをどう捉え、また治療したら良いのでしょうか?再発・転移しても、どんな場合でも、それは当てはまるのでしょうか?Her2マイナスの場合、有効な分子標的薬はあるのでしょうか?将来的には?
解答 リンパ節への微小転移を完全に見つけることは未だ困難で、研究段階です。再発転移はある程度の大きさであれば、現在の種々検査で発見できます。
HER2(-)の治療はホルモン受容体の有無によって決まってきますが、分子標的薬剤はありません。
番号 59
質問 現在胸骨、腰に転移し、抗癌剤治療を行っていますが、この先どのようになっていくのでしょうか、心配です。
解答 骨転移の治療で大切なのは、痛みを緩らげることと、骨折予防です。また、他の臓器に再発するかどうかも大切なポイントです。現在の治療が有効ならそれを継続して下さい。
番号 60
質問 手術後乳癌による転移について場所などの注意は?女性ホルモンが多いと言われる大豆製品は1日何グラム?摂取量?
解答 乳癌の転移しやすい部位は肺、骨、肝臓、リンパ節などです。好発部位については、定期検査の際にチェックをします。
番号 61
質問 乳腺症と乳癌との関係があるのか、無いのか、全く別ものなのかなどについて。
解答 乳腺症と乳癌の関係性については正確な答えがありません。乳腺症と乳癌は基本的には違うものです。乳腺症だから乳癌になりやすいと言えませんが、一部の乳腺症には乳癌に移行しやすいものがあります。
番号 62
質問 予防法はありますか。どのようながんから乳がんに転移しやすいですか?乳がんからどのようながんになりやすいですか?
解答 肥満、喫煙は関係が考えられています。運動をすることは予防をする可能性があります。乳癌と他の癌との関連は不明です。
番号 63
質問 乳癌の再発は何歳くらいまであるのですか。検診は何時まで受けたほうが良いですか。
解答 長い場合は術後10年以上のときもありますが、多くは10年以内に多いと考えられます。しかし、乳癌の方はもう片方が乳癌になりやすいため検診はできるだけ長く行うべきです。
番号 64
質問 乳癌の手術を受けてもうすぐ2年になります。癌には顔色の良い癌、悪い癌があると聞いています。顔色の悪い癌の方が今後の再発、転移のリスクが高いのでしょうか?是非伺いたいと思います。よろしくお願い致します。
解答 顔色の悪い癌は細胞分裂が多く、転移したり、再発したりしやすいと考えられます。
番号 65
質問 治療後の予防(再発)。何に注意すべきか
解答 特別な方法はありませんが、肥満などは避けた方がよいとの報告もあります。やはり、生活習慣病を避けることが重要と思います。
番号 66
質問 ホルモン療法で、1つの薬を長く飲むことの効果と副作用について・・・再発は絶対嫌ですが、子宮体がんなど大きな病気のリスクが高くなるという不安もつらいです。抵抗性も心配です。・・・教えて下さい。
解答 5年間内服した場合ですが、内服しなかった場合と比べて、乳癌関連以外の問題は、タモキシフェンでは、血栓症、子宮体癌、アロマターゼ阻害剤では、骨粗鬆症が指摘されています。子宮体癌は必ずしも発生しやすくなるわけではないようです。抵抗力が低下する報告はありません。10年間の内服まで結論がでておりませんし、少なくとも5年間では大きい問題は少なく、検診を併用することにより、安全に内服できると思います。
番号 67
質問 再発と転移に違いはありますか?またその場合の治療法を教えて下さい。
解答 再発と転移に大きな違いはありません。再発とは一度治療し、その後、再度どこかにその癌が発症した場合です。場所は問いません。治療した場合以外には転移と言います。
転移とは、癌がある場所以外に発症した場合を言います。
転移、再発には、乳癌では、抗癌剤、ホルモン療法、放射線治療など様々な方法があります。
番号 68
質問 姉がステージ3と診断され、ホルモン療法のアロマシン服用3ヶ月経過し、1C程小さくなったとの事。今後の対処の方法をお聞きしたいと思います。
解答 今後の方法は主治医と相談すべきです。
番号 69
質問 腫瘍マーカーについて(種類、数値、がんとの関係、注意事項)
解答 CEA、CA15-3、NCC-ST439、ICTPなどで、数値は検査機関によって変わります。注意点は腫瘍マーカーだけでは判定できないことです。
番号 70
質問 再発した場合の治療について。ホスピスについて(緩和ケアとは具体的に)
解答 様々な治療があります。緩和ケアとは、残念ながら転移、再発した場合では、完治ができないことがあります。このときは、徹底的な治療ではなく、体の状態と痛みに合わせて、抗癌剤だけではなく、モルヒネなど痛み止めなどで、暮らしやすい状況をつくることです。
番号 71
質問 毎日お風呂の中でさわっています。さわる強さはどのくらいですか?隠れ乳がんがあるとお聞きしましたがどのようにわかるのか?お聞かせ下さい。よろしくお願い致します。
解答 毎日お風呂で触る必要はありません。生理が終わって4〜5日目に、4本の指の腹でまんべんなく少し強めになでる様に。しこりのできない癌を見つけるには、年に1回マンモグラフィ検診をお勧めします。
番号 72
質問 食生活ではどのようなことに気をつければよいのでしょうか。化学療法研究の現状と将来性を。
解答 食生活の欧米化が乳癌の増加に関連があると言われていますが、何を食べてはいけないという事はありません。脂質を摂り過ぎずに、肥満にならない様に注意しましょう。
番号 73
質問 術後の食生活と日常の過ごし方
解答 食生活の欧米化が乳癌の増加に関連があると言われていますが、何を食べてはいけないという事はありません。脂質を摂り過ぎずに、肥満にならない様に注意しましょう。
番号 74
質問 制限はないといいますがどの様な日常生活をすればよいのでしょうか。健康食品の取り方について。
解答 食生活の欧米化が乳癌の増加に関連があると言われていますが、何を食べてはいけないという事はありません。脂質を摂り過ぎずに、肥満にならない様に注意しましょう。
番号 75
質問 企業の医務室に勤務しています。健保組合も婦人検診をすすめていますが、対従業員で健康管理の仕事をする私たちにできる効果的な啓蒙の方法や資料等があれば教えて下さい。このフォーラムも社内で宣伝しています。
解答 乳癌検診の受診率を上げる努力、繰り返し啓蒙していく事しかないでしょう。SBCCSGでは市民フォーラムのDVDを貸し出しています。
番号 76
質問 乳腺症があり乳癌の検診でいつも再検査になります
解答 乳腺症と乳癌は直接は関係ありませんが、乳腺症の方は、触診でしこりか乳腺症の乳腺か判別しづらい事があり、検診で要精査になってしまう事があります。
番号 77
質問 石灰も乳がんだと聞きましたが石灰の乳癌について聞きたいです。
解答 通常乳癌はしこりで発見される事が多いのですが、しこりをつくらない乳癌があります。このタイプの乳癌は、マンモグラフィで小さな石灰化として発見される事があります。
番号 78
質問 リンパ浮腫の予防・治療について
解答 手術をした方の手に傷をつけない事が重要です。炊事やガーデニングを行う時は厚手のゴム手袋をするとか、夏は蚊に刺されないようにする。冬場は、クリーム、ローション等で保湿を行う等のケアを。
治療については、弾性ストッキング(スリーブ)等の着用とリンパマッサージ、薬物療法(効果が得られない事が多い)。
番号 79
質問 妻が乳がんです。質問1.リンパ節転移をしている人がリンパマッサージなどを行うと全身へのがん転移が進んでしまうのでしょうか?質問2.民間療法に興味があります。医師に相談せずに自己流で服薬など行って良いのでしょうか?質問3.がん専門の病院にかかるか中規模の病院(外科医が抗癌剤などのフォロー全てを行う病院)にかかるか悩んでいます。それぞれメリットがあるように思うのですが一般的な見解を教えて欲しい。よろしくお願い致します。
解答 質問1.リンパマッサージを行う事で全身にがんが転移する事はありません。
質問2.民間療法を希望するのであっても、一度事前に担当医にご相談される事をお勧めします。
質問3.がん専門病院には、外科、内科、放射線科、それぞれの専門家がいるというメリットがあります。中規模病院では、たしかに外科医が診断、手術、後療法を行う場合が少なくありません。継続的に診てもらえるというメリットがあると思われます。但し、その外科医が乳癌の専門家か否かが重要と思います。
番号 80
質問 転移した場合、何年間延命できるのか。パーセプチンはずっと投与しなければならないのか。
解答 患者さんによって異なります。
番号 81
質問 クエン酸タモキシフェン服用中にうつ状態になるという説もありますが、本当でしょうか?また事実ならばどういう作用機序でおこるのでしょうか?
解答 クエン酸タモキシフェンの副作用にうつ状態になる報告があります。しかし、乳癌になられた方で、米国での調査で、3割以上の人が適応障害が出現、うつ状態になられる方がいるそうです。(他の癌でも適応障害、うつ状態になる方がいられます)
(作用機序:分かりません)
クエン酸タモキシフェン内服中は気が落ち込む事があり、その時は主治医とよく相談して下さい。
番号 82
質問 5年間、服用する薬を飲んでいるのですがホルモンバランスは崩れやすくなるのでしょうか?生理が長びき、婦人科で診てもらったところ「薬の影響だ」と言われました。辛くは無いのですが服用を終えた時、自分の体がどうなるか心配です。子供は諦めるべきですか?
解答 5年間TAMの内服についてと思いますが、TAMは子宮粘膜増生をうながし、生理時に長びいたり、不正出血が起きることがあります。5年間の内服後に徐々に元に戻ります。内服後、出産は可能と考えますが、乳癌の病期等を考慮し、主治医と相談をして下さい。
番号 83
質問 再発予防に必要な生活の仕方、食品を教えて下さい。むくみ防止についても宜しくお願いします。
解答 スポーツ等にて適度に体を動かし、明るい笑いのある生活をして下さい。気分がすぐれない時は「漫才」等、頭の中が白くなるくらい笑うのもよいと思われます。ストレスをかけない生活をして下さい。むくみ予防は、患側の手で重いものをもたない、草むしり等根をつめた時間のかかることを避ける。手を使いすぎた時は寝る時に手を高くし安静を保って下さい。リハビリ等上肢を動かすことは大切です。
番号 84
質問 閉経前なのにアリミデックスを服用してすぐ生理がなくなりました。人口的に止めて体の影響はないのですか。
解答 アリミデックスは閉経後に使用する薬です。生理を止める他の治療をされていないでしょうか?
番号 85
質問 乳癌治療後の妊娠について、医療側の認識・見解、現在の窓口相談、実際の相談状況、他医療機関等との連携等、実際に妊娠・出産に至ったケースあるいはその逆のケースについて教えて下さい。
解答 乳癌治療後に出産したケースは多くありますが、患者さんの各々の状態で判断されていると思われます。まだ、統一したエビデンスがない現状です。
番号 86
質問 妹が乳癌の治療を始めました。転移も見つかり落ち込んでいます。末の妹は感情的になって、まるで子供をみるように面倒を見始めました。家族として、患者当人にはどのような精神的なサポートが効果的なのでしょうか?
解答 まず、あなたと御家族が、元気でしっかり暮らしていることが大前提です。その上で、会話の時間を多くもつようにすれば良いと思います。あまり最初から気負って「何とかしてあげなくては」というより、少し気楽に、会話の内容も日常のことから始めれば良いと思います。
また、精神腫瘍科を受診することも考えてみてください。
番号 87
質問 閉経前乳癌に対して、LH−RHアゴニスト&アロマターゼ阻害薬を使用する場合は保険適応外で自費負担になってしまうのでしょうか?
解答 原則として自費になります。
LH-RHアゴニストは閉経前の薬で、アロマターゼ阻害薬は閉経後の薬で日本の保健医療では現在、原則として併用できません。保険適応外となります。
番号 88
質問 3/5にオペしました。幸い早期で温存治療でした。放射線治療中から現在も白血球数が2300程度です。血中には鉄分191と余っている状態です。タスオミンを1日1錠飲んでいます。元々、白血球数は3500程度でしたが・・・。それが原因なのか体力がありません。上手く付き合っていくしか無いのでしょうか?それとも、何か良い方法があるのでしょうか?
解答 術後の疲労感は乳癌の手術だけでなく、他の癌の手術でもあります。手術をして、放射線をして2ヶ月です。これから、体調は改善されると思います。乳癌の治療は長い間かかります。主治医と相談しつつ頑張って下さい。
番号 89
質問 通常の食生活に注意すべき点運動面など気になっております。
解答 日本人が米国で生活すると乳癌の発症率が上がるといわれております。肉食を減らし、魚等の食事(日本的な食事)にする方がよいと思われますが、バランスの良い食生活が大切と思われます。適度な運動をし、体重を増やさない方が再発率が低いといわれております。
番号 90
質問 私は自分の安心のために受けていた検診で分かり、術後そろそろ2年が過ぎようとしています。今まで特に意識して何か対策をしてきてはいないのですが、これから先不安を感じずにはいられないのです。何か予防策として行なっていけることはないでしょうか。
解答 現在補助療法を使用していれば、予定通りに施行して下さい。食事(特に欧米食より日本食の方がベター)や運動(ダイエットした人の方が再発率が低い)に注意し、笑いのあるストレスをかけないような生活をして下さい。
番号 91
質問 術後10年を経過し、この度再建をすることにし、先日エキスパンダーを挿入しました。今後注意すること等教えて下さい。
解答 外力により、エキスパンダーの破損の可能性があります。再建の手術は、数回の微調整の小手術が必要な場合があります。
番号 92
質問 温存手術後、病理検査で断端陽性の場合(リンパ転移が無く)は再発率どれくらいでしょうか?放射線を受けてから局所再発の前に転移の可能性はどれくらいでしょうか?
解答 断端陽性の程度、広がり、癌の種類により異なります。したがって、何%という回答は困難です。放射線治療により局所再発は減りますが、遠隔転移の可能性は別の因子で決まってくる部分が多く、何%と一率の回答は困難です。
番号 93
質問 病気に関する正しい知識を得るために役立つ情報を得るために留意すべき点は。臨床試験などで用いられるランダム化比較試験やコホート研究など統計学に関する用語の意味や結果の読み方信頼性のあり方などを疑問に思っております。
解答 乳癌学会、国立がんセンター、NCCNやASCOのガイドラインなど、情報の信頼性は、多くの人の目が通っているものが安全です。ある先生の見解や対象が少人数の臨床試験は信頼性が乏しくなります。統計学的手法も進歩しており、メタアナリシス等大規模な臨床研究の集大成などは、バイアスが入りにくく信頼性が高いと思います。
番号 94
質問 人間ドックで石灰化しているところがあると言われ精密検査の結果乳腺症と言われた。@乳腺症ががん化することがあるのか?A今後定期健診する場合1年に1度でいいのか?B子宮筋腫の人が乳癌になることが多いが(私の周りでは)女性ホルモンが多いなどの何か関係があるのか?
解答 @直接がん化するというよりも、若干発癌リスクの高いグループに属すると考えたらよいと思います。
A石灰化の性状にもよりますが、通常のものであれば1年に1度でよいと思います。
Bはっきりとした結論は出ていませんが、ないと思っている先生が多いと思います。
番号 95
質問 去年、姉が良性の乳癌で左乳を全摘出手術を受けましたが、転移・悪性に変わることがあるのか伺いたい。
解答 乳がんは悪性度の高い低いは別として、本質的に悪性の要素がありますので、まるっきり良性の乳がんはないと思った方がよいと思います。
番号 96
質問 乳がんの発見方法、どの位の力で押すのかやり方が具体的解らない。
解答 一度検診(マンモグラフィ、超音波)を受ける事をお勧めします。その時に触診上のコツを伺ったらよいと思います。触診のみの自己検診は危険と思います。
番号 97
質問 抗がん剤治療を終えた後、無事手術をして頂き、1年余りが経過しましたが足の指、足裏の感覚が無く、副作用はそれぞれ違う事は認識しておりますが自然に待つ事でよろしいですか。(私の中では、この事より悪性腫瘍を無事手術して頂き、元気になれたことを感謝いたしております。)
解答 抗癌剤(おそらくタキサン系でしょうか?)のしびれは2年近く残ることがございます。個人差もありますので、おっしゃるとおり気長に待つのがよいかと思います。特効薬はいまのところない様です。
番号 98
質問 ホルモン陰性がんの再発リスクはどれ位なのか。再発、転移の治療法、抗がん剤の種類はあるのか。
解答 ホルモン感受性が陰性であっても、それ以外のお薬による治療の可能性が存在します。抗癌剤、分子標的治療等、主治医と相談し治療を組み立てていかれたらよろしいかと思います。
番号 99
質問 乳癌と決定するには、がん細胞が含まれているかどうかなのでしょうが、細胞診では疑陽性で、今、生検の結果を待っています。血液検査や腫瘍マーカーなどでは決定できますか。PET検査というのも聞きますが、がんの決定に有効ですか。
解答 がんと決定するのは、原則組織診によります。おっしゃるとおり、生検の結果を待つのが確実です。生検しなければ、癌かどうか判定が困難な程度の大きさであれば、血液検査や、腫瘍マーカーで決定することは困難であろうと思われます。PET検査は、感度が高い検査ではありますが、がんと確定するには、やはり、問題となった部位を他の方法で再確認する事が必要不可欠です。